2012年06月04日

第2次世界大戦で戦った軍人のお墓

アメリカに住んでいると、軍人の方々に対する感謝とか、尊敬とかを感じるときがあります。

博物館や美術館など、多くのアトラクションでは軍人割引とかもあるし、特に5月の最後の月曜日にあるメモリアルデーは、戦没将兵追悼記念日といって、兵役中に亡くなられた兵士の方々のための追悼サービスなんかが行われ、国のために戦った人や、国を守るために亡くなった人たちを敬うわけです。

今日のニュースはそんなアメリカ魂(?)を感じるニュースです。

フロリダ州にある国立墓地(Florida National Cemetery)でのこと。

定期メンテナンス作業の一環として、墓地の作業員が、あるお墓の墓石をどけたところ、そのお墓の主は段ボール箱に入れられてごく浅く埋葬されていたことが判明。

墓石に刻まれた情報を見ると、1919年生まれの Lawrence Davis Jr. さん。

WW2.jpg

アメリカでは上述したように、国のために戦った兵士への敬意から、墓石にどの戦争で戦った兵士であるかを刻むことがあるんですね。

で、このローレンスさんの場合は、第2次世界大戦で兵士としてアメリカのために戦ったようです。

ところが2004年に彼が亡くなった時、彼の葬儀を取り仕切る身内などがいなかったようで、なんと、かれは検察医が彼の遺体を詰めた段ボール箱に詰め込まれたまま、棺桶に移されることもなく、ちょっと穴をほった程度のお粗末な墓穴に埋められ、墓石が立てられたようなのです。

退役軍人会の責任者 Maurice Roan さんによると、「基本的には墓地に運ばれてきた状態のまま埋葬されることになってます。ただしそれはその箱なり棺桶なりが、きちんと封じられている場合ですが。なるべく元兵士の方の尊厳を損なうことのないよう、埋葬しています。」とのこと。

しかし、今回の段ボールに入れたまま埋葬、っていうのは、ちょっとまずいですよね。だからこそ、今回の発見がニュースになったのでしょうが。

ちなみに、フロリダ国立墓地では、家族による見送りがない元兵士のために、彼らの名前を呼び上げる式典を年に4回行っているそうです。


でも、勝手に棺桶を買って遺体を移し替える権限も資金もないそうで。。。今回の段ボールに入れられて適当に埋葬された元兵士のことが世間に伝わったことで、現在、「The Dignified Burial of Veterans Act of 2012」という、法律を制定しようという動きがフロリダ州の議員さんを中心に高まっているそうです。

この法律が制定されれば、退役軍人会により埋葬基準が確認され、国立墓地に埋葬される元兵士のために棺や骨壺を買うことができるようになるそうです。

というのが今回のニュースのあらましだったのですが、第2次世界大戦で戦った一兵士のために、ここまでの動きがでるなんて、なんだか日本とはえらい違いだわ、と思ったのでした。

第二次世界大戦時、国のために戦って亡くなっていった大勢の日本人兵士たちに、果たして私たち現在の日本人はここまで尊敬の念と感謝の気持ちを抱いているんでしょうかね。。。


posted by おうちマン at 12:46| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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