2013年11月10日

死刑執行されたティーンエイジャー

過去100年の間にアメリカで処刑されたもっとも若い犯罪者の年齢って何歳だと思いますか?


18歳?17歳??


18歳ならなんとなくありそうかな。なんせ犯罪大国だし!!

と思っていたら、なーんと答えは14歳!だったのです。

14歳で死刑っていったいどんな大犯罪を引き起こしたのかというと。。。

当時7歳と11歳の女の子二人を撲殺した殺人罪だそうです。

確かにこれだけ聞くと、うーん、、、罪のない少女二人を撲殺なら、14歳での死刑執行も仕方ないのか、と一瞬(いや本当に一瞬だけですよ)思っちゃいそうですが。

どうやらコトはそんな単純ではないようで。。。

そもそもその事件が起きたのは今から70年も前の1944年3月のこと。場所は米国サウスカロライナ州。

この事件のキーワードは「人種」です。被害者の女の子たちは白人、殺人犯として処刑された男の子は黒人でした。

当時その地域では、有色人種と白人の居住区域は分けられ、お互いが混じりあうことはなかったようです。

まだまだ人種差別が色濃い時期だったのですね。。。

7歳11歳の白人の女の子たちは、1944年3月のある日、突然黒人居住区域の野原に現れます。14歳の George Stinney (黒人)は自分の妹や弟と一緒に飼牛の放牧をしていました。そこに現れた白人の女の子たちは、ジョージたちに「この辺に maypop (チャボトケイソウ)が咲いてるらしいんだけど、どの辺に咲いてるのか知らない?」と聞いてきました。

ジョージは「知らない」と答え、女の子たちはその場を立ち去ったそうです。

しかし、その晩彼女たちは家に戻らず、行方不明に。大がかりな捜索が行われた結果、翌朝、頭部を固いもので滅多打ちされ、道端の水たまりで死んでいる彼女たちの遺体が発見されました。。。

捜査を開始した警察はやがて「殺された女の子たちとジョージが話しているのを見た」という目撃情報を得、すぐにジョージを逮捕。

わけがわからぬまま自宅から連行されたジョージは、その後、裁判が終わるまで(=死刑が確定するまで)、家族の誰とも会うことを許されなかったそうです。

ジョージの父親は速攻で職場を解雇され、家族で住んでいた従業員寮も追い出されてしまいました。

ジョージの逮捕から死刑確定までの間、ジョージの家族は「他の家族もジョージと同じように濡れ衣を着せられ、死刑にされてしまうかも」と思うと、怖くなり、騒ぎ立てることをせずに、残された家族を守る決意をしたようです。。。結果、世間に騒がれることもないまま、ジョージは死刑に。

現在、ジョージは無罪であっただろうと多くの人が信じています。当時の裁判資料はなく、残っているのは手書きのわずかなメモだけ。

ほぼジョージの「自白」に基づいて、判決が下されたこの事件。一節によると、ジョージが「自白」したのは、アイスクリームと引き換えだったとか、家族も同じ目にあうと脅されたとか、言われています。

14歳で死刑が確定したジョージは、事件発生からわずか84日後に電気椅子によって処刑されてしまいました。。。

ジョージの写真がサイトに載っています。まだまだあどけなさが残っている少年です。

ひどいもんですね。。。

今から数年前のこと。ある白人男性が死ぬ間際「あの事件の犯人は自分だ」と語ったという噂も聞かれます。おまけに当時95パウンド(43キロ)のジョージに少女二人を殴打して殺害し、発見現場まで引きずって放置することは難しかったとの見解もあるようです。

しかし、どうして今から70年以上も前の事件が今さら取り上げられるようになったのか、不思議ですよね。

実は、ジョージの無実をはらそうと試みている支援グループがいて、最近になって、再審を求めて裁判所への訴えが起こされたからです。

再審が開かれるかはまだ定かではありませんが、14歳のジョージの無念がはらされる日が来るといいな、と思います。

posted by おうちマン at 13:45| Comment(0) | 事件 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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